テレビゲーム、マンガは日本のユニークな文化

アンドリュー・マッシーさん カナダ・オンタリオ州出身 18歳
「日本にはとてもユニークな文化がある。“ONLY JAPAN”。日本の文化は日本だけ」。その例として「テレビゲーム」「マンガ」をあげる。「どちらも大好き!ゲームはアクションものからRPGまで。マンガは『ワンピース』『ナルト』…」。少年ジャンプが好きで、カナダでも愛読していたよう。日本語が完全に理解できなくても、ビジュアルを楽しむそうだ。そこまで好きだと将来はその道へ?「将来に関しては多くの選択肢をもっていたい。まず世界を旅したいね。“NOT VISIT(観光でなく)”で。カバンひとつで大丈夫。FREE MINDでね」。

束ねたロングヘアにメガネ越しの鋭い眼差し。ローライズのデニムにコーディロイジャケット。179cmの長身でこの着こなしは年齢以上の存在感を放つ。でも“高校生”。「カナダで18歳はもう大人。日本では子どもなので、少し戸惑いを感じます」と苦笑い。ロータリークラブの留学制度を通じてこの夏、相模原へやってきた。来年の8月まで弥栄西高校に通う。「日本が好きであらかじめ勉強していたので、カルチャーショックはありませんよ」。

出身はカナダのオンタリオ州。「ビックトゥリー&メイプル」が有名だ。家族は両親と大学院へ通う姉が一人。パソコンが趣味でHP制作もお手の物だという。ITの世界にも関心はあるようだが、「そっち(理系)の道へは進みたくないんだ。どっちかというと文系。文学とか歴史の方が好きだね」。通学カバンにはたくさんのCDと本が入っていた。

「みんなやさしくしてくれる」とクラスメイトの印象を話す。「生徒なんだけど、英語のレッスンを手伝ったり、半分先生みたい」な毎日だそう。カナダではフェンシングをしていた。しかし日本では部活動をせず、真っ直ぐホームステイ先へ。部屋にはたくさんのゲームが…。「これも日本語の勉強です」。

タウンニュース - 2006/12/20