「テレビゲームのひみつ」を発刊、カプコン


 テレビゲームカプコンは、学習研究社(学研)の協力でゲーム業界としては初めてのテレビゲームをテーマにした「学研 まんがでよくわかるシリーズ テレビゲームのひみつ」を5月1日に発刊し、 全国約2万4000の小学校と約2700の公立図書館に寄贈すると発表しました。

 「学研 まんがでよくわかるシリーズ」は、子どもたちが日頃疑問に思っていることや、 知りたいと思っていることを漫画でわかりやすく説明した書籍です。

 「学研 まんがでよくわかるシリーズ」は日本PTA全国協議会推薦の 「学習まんが」として、「総合的な学習の時間」などの教育現場での副教材としても使用されているということです。

 「学研 まんがでよくわかるシリーズ」の「テレビゲームのひみつ」では、単にゲームを紹介するのではなく、子どもたちに人気の高いゲームクリエーターの仕事内容やゲーム制作のプロセスを始め、テレビゲームとの付き合い方、 ゲームの脳に与える影響に対する専門家の意見といった社会的な話題や、日本のゲーム産業の経済的競争力など、教師や保護者にも参考になるような内容がわかりやすく掲載されているということです。

 カプコンは、企業の社会的責任(CSR)としてこれまで小中学生を対象とした会社体験の教育支援を実施していましたが、その数は47校250名に及んでいます。

 今回、子どもたちや保護者、教師を始め、社会に対して、誤解されやすいゲームへの正しい認識を啓蒙する社会教育活動の一環として、「テレビゲームのひみつ」を制作して、全国の小学校及び公立図書館に寄贈することにした模様です。